熊取事業所 原子力防災訓練実施について
2023年10月20日
熊取事業所では、2023年9月12日(火)に原子力防災訓練(総合訓練)を実施しました。
本訓練は、原子力緊急事態への対応能力の強化を図ることを目的として毎年行っているものです。
訓練の想定としては、立地市町村及び事業所内震度で震度6弱の地震が発生したことに起因して、その後の余震発生により、加工施設内で取扱い中の放射性物質が床面へ落下し、給排気設備の不具合により通常排気系統から放射性物質が建屋外部に飛散、漏えいしたことから、原子力災害対策特別措置法に定める第10条及び第15条に該当する原子力災害に至るという内容で実施しました。
訓練内容は、地震に伴う避難・点呼訓練、社内外関係機関への通報訓練及び放射性物質の漏えいに対する応急の復旧対策訓練(情報収集、事故収束対応計画の策定から放射性物質のモニタリングや回収及び除染作業)等、緊急対策本部を中心とした災害対策活動を実施しました。
今後とも、所員が一丸となって原子力防災に対する認識を高め、万が一の災害発生時にも迅速かつ的確に行動できるよう、訓練を通して対応能力の強化を図ってまいります。
【避難・点呼訓練】 所員全員による避難・点呼
【緊急対策本部訓練】 緊急対策本部内で情報収集・意思決定・指示伝達
【応急措置訓練】 可搬式ダストサンプラによる空気中放射性物質濃度の測定