原子燃料の製造

原子燃料の製造

原子燃料サイクルと当社の役割

原子力発電所で使用した後の燃料から核分裂していないウランや新たに生まれたプルトニウムなどをエネルギー資源として回収し、再び原子力発電の燃料に使うしくみを原子燃料サイクルと言います。当社は原子燃料サイクルの中で、原料である二酸化ウランを、原子力発電所で使用できる“燃料集合体”に作り上げる役割を担っています。

原子燃料サイクル

当社が取り扱う軽水炉燃料

国内には沸騰水型軽水炉(BWR)と加圧水型軽水炉内(PWR)の2種類の商業用原子炉があり、当社はそのどちらの“燃料集合体”も製造できる国内唯一の企業です。
“燃料集合体”は二酸化ウラン粉末を押し固め、焼結した“ペレット”を金属製の管に収納し、それらを束ねて作り上げます。
また、完成した燃料集合体を安全に原子力発電所まで運ぶため、高所からの落下や火災などから燃料を保護するための輸送容器の設計・開発にも取り組んでいます。

当社が取り扱う軽水炉燃料

軽水炉以外の燃料関連技術

商業用原子炉である軽水炉燃料だけでなく、研究用原子炉である高温ガス炉の燃料に関する技術を有しており、日本原子力研究開発機構(JAEA)の高温工学試験研究炉(HTTR)用燃料の製造実績があります。

軽水炉以外の燃料関連技術