臨界安全や環境安全・放射線安全などの取り組みのほか、自然災害や火災に対する安全・保安活動を行っています。
●地震に対する安全
当事業所の安全上重要な建屋・設備・機器は、十分な耐震性を有する構造としています。また、一定以上の地震発生した場合、夜間・休日を問わず社員を招集し、ただちに施設・設備の点検を実施するとともに、その結果を規制官庁や自治体等に報告しています。
●地震以外の自然災害に対する安全
当事業所は、海岸から約4 km離れ、海抜約48 mの高台上にあります。また、最寄りの河川は約0.3 km離れており、津波・洪水による被害の可能性はないと考えています。また、台風や積雪に対しても建築基準法施行令で定める風圧力、積雪に耐えうる設計となっており、十分に安全が確保されています。
●火災に対する安全
当事業所では、安全上重要な建物は、準耐火建築物または耐火建築物であり、主要な設備・機器の材質は、不燃性材料を使用しています。また、電気炉や可燃性ガスを使用する工程があるため、建屋・設備について安全装置を設置する等の安全対策を講じています。
原子力施設周辺の安全を確保し、住民の健康を保護するとともに地域の生活環境を保全することを目的として、熊取町、泉佐野市及び貝塚市と原子力安全協定を締結しています。
職業体験の様子
当事業所では、多面的に安全文化についてご意見を頂戴するべく、社外有識者および地元代表のご参加を得て、年1回の頻度で安全文化評議会を開催しています。
地域住民の皆様に当社のこと、原子力発電に対する理解をより深めてもらうために、年に1度、一般見学会を開催しております。また、近隣の中学・高校生の職業体験の受け入れを行っています。
●万が一、原子力災害が発生した場合に備え、法令により原子力事業者防災業務計画を定め、年1回定期的に見直しを行っています。