熊取事業所 原子力防災訓練実施について
2022年03月03日
熊取事業所では、2022年1月28日(金)に原子力防災訓練(総合訓練)を実施しました。
同訓練は、原子力緊急事態への対応能力の強化を図ることを目的として毎年行っているものです。
今回の訓練は、原子燃料の製造ラインが稼働している状況を前提条件として、震度6弱の地震発生に起因して、核燃料加工設備が破損し、放射性物質が建屋外部に異常放出、漏えいしたことから、原子力災害特別措置法に定める第10条及び第15条に該当する原子力緊急事態に至るという想定としました。
訓練では、地震発生後の全所員の避難・点呼、負傷者の救出救護、社内外関係機関への通報連絡及び放射性物質の漏えいに対する応急対策(情報収集、事故収束対応計画の策定から放射性物質のモニタリングや回収、除染作業)等、緊急対策本部を中心とした災害対策活動を実施しました。
今後も所員が一丸となって原子力防災に対する意識を高め、万が一の災害発生時にも原子力事業者として迅速かつ的確な行動が取れるよう、訓練を通して対応能力の強化を図ってまいります。
【避難・点呼訓練】 所員全員による避難・点呼
【緊急対策本部】 緊急対策本部内で情報収集・意思決定・指示伝達
【応急措置訓練】 一時的な管理区域の設定及び 汚染拡大防止・除染活動