Electron Beam Sterilization

滅菌法比較表

滅菌方法の比較

方 法 電子線滅菌 ガンマ線滅菌 酸化エチレンガス
滅菌
高圧蒸気滅菌
装 置 電子加速器 放射線源の露出装置 ガス滅菌釜 蒸気滅菌釜
主要因子 線 量(電流・電圧・搬送速度) 線 量(線源強度・
線源配置・時間)
時間・温度・
圧力・湿度・
ガス濃度
時間・温度・圧力
透過性 あ り 強 い な し な し
材 料 耐放射線性 耐放射線性 特定せず 耐熱性
包装材料 耐放射線性 耐放射線性 ガス透過性 ガス透過性
耐熱耐圧性
処理方法 連続式 連続式 パッチ式 パッチ式
処理時間 数秒〜分 数時間 10数時間 数時間
後処理 不 要 不 要 エアレーション 乾 燥
環境問題 なし 大量の放射性元素を使用。
廃棄物処理が問題。
発ガン物質、
排出規制強化
 

酸化エチレンガス滅菌との比較

比較項目 電子線滅菌 酸化エチレンガス滅菌
処理時間および
判定期間
照射開始から出荷判定まで数時間 残留ガス抜きおよび
無菌試験判定期間で数日必要
包 材 包材を選ばない
完全密封シールでOK
ガス透過性包材が必要
安全性 製品の放射化や分解生成物による
毒性がないことは食品照射で
確認済
発ガン性物質である
ガスの残留の恐れ
処理能力 連続大量処理が可能 電子線に比べ処理量少
材料劣化 材質、線量による劣化への配慮が
必要
劣化少
処理コスト 電子線、EOGともほぼ等価
工程管理 電流値・コンベヤ速度のみ 濃度、湿度、圧力、時間の
管理が必要で複雑
管理および
法則性
放射線管理区域の管理 残留ガスの確認
作業環境規制、ガス廃棄規制の
対策、設備必要

ガンマ線滅菌との比較

比較項目 電子線滅菌 ガンマ滅菌
放射線の制御 加速器のON/OFFにより
電子線の発生を制御
即時に電子線を停止することが可能

Co-60より常に発生
ガンマ線の発生を制御することが
できない

線量率 10000kGy/h〜 1〜10kGy/h
材料劣化 短時間照射のため、劣化が少ない 長時間照射のため、劣化が大きい
処理能力 大(ガンマ線の10〜100倍)

透過力 比重1の物質で9cm程度
(10MeV電子線:両面照射)
比重1の物質で20cm程度
(両面照射)
線量制御
方法
加速器の電流とコンベヤスピードで制御。一度設定すれば、変更の必要なし。 照射時間と線源の入替で制御
Co-60は減少するため、定期的に設定を変更
対象製品 比較的比重の軽いもの
(殆どのディスポ製品は可能)
比重の重いものが有利
少量製品への
対応
照射トレイ毎に照射条件を
制御できるため少量でも経済的
照射室内を同一製品で埋め尽くす必要があるため、少量製品は非常に不経済
処理コスト 大量処理が可能でランニングコストも安いため低コスト 処理能力が小さく、高価なCo-60を定期的に補充する必要があるため、高コスト
電子線滅菌原理電子線滅菌導入